2011/3/27放送
Sportsパラダイスは今日が最終回・・・。甲子園から吉田アナウンサー、スタジオに松木アナウンサー・岡田アナウンサーの3人でお送りしました!
1.センバツ高校野球 鹿実初戦突破!
春の甲子園で鹿実ナインが躍動しています。センバツ高校野球は大会5日目。きょうの第2試合で鹿児島実が埼玉の浦和学院を5対3で下して、2回戦進出を決めました。
先制したのは浦和学院。1回表、鹿実先発の野田の初球を引っ張った先頭打者の日高が出塁。2番遠藤が送って、3番小林がセンター前にタイムリー。1チャンスをものにして、浦和学院が先制します。
しかしその裏、鹿実も、デッドボールのランナー杉山を2塁に置いて、4番濱田がこちらもセンター前にタイムリー。すぐさま追いつきます。
2回裏には、鹿実がラストバッター佐々木のタイムリーで2対1と勝ち越し。
しかし浦和学院は3回と4回に1点ずつ取って、鹿実を逆転します。
序盤から鹿実野田、浦和学院佐藤の両投手の好投が光り、打撃も要所で素晴らしいバッティングが飛び出し、一進一退の緊迫した好ゲームが展開されます。
中盤5回裏、鹿実はヒットと相手エラーをからめて、ノーアウト満塁のチャンスを迎えます。迎えるバッターは5番揚村。2球目を思いっきり叩きつけて、打球はレフト前へ。2人が返って4対3と逆転に成功します。
さらに鹿実は6回裏、1アウト3塁1塁の場面で、3番豊住にタイムリーが生まれ、5対3と、この試合初めて2点差がつきました。
終盤8回表、鹿実はノーアウト3塁1塁のピンチを迎えますが、ここをサード濱田、ショート平山の素晴らしい守備と、最後はピッチャー野田の切れのあるスライダーで打ち取り、浦和学院を0点に抑えます。
鹿実野田は9回を一人で投げ抜き、5対3で浦和学院を下して、2回戦進出を決めました。
甲子園近くの鹿実の宿舎から、鹿実ナインに出演していただき、吉田アナウンサーが話を聞きました。
<宮下監督>「相手は甲子園常連校なので、できるだけミスを少なくしようと思って試合に臨みました。冬場は厳しい練習をしてきましたので、しっかりとした入りをしようと思っていました。野田がしっかりした立ち上がりをしてくれて、フォアボールも少なく、試合を作ってくれたのが勝因の一つです」
<野田投手>「立ち上がりを去年から大事にしていたんですが、今日はいい入りができたと思います。8回のピンチは守備の乱れからでしたので、ここは自分がしっかり抑えようと思って投げました。気持ちを前面に出すのが自分の持ち味だと思いますので、8回はそれができてよかったと思います。冬場は投げ込みより走り込みを重視したので、下半身がどっしりしてきたと思います。フォームもしっかり固まってきました。」
<揚村選手>「5回の裏のチャンスの時は、野田を助けたいという強い気持ちで打席に入りました。打った瞬間は芯でしっかり捕らえられていたので、『抜けろ!』という思いで走りました。明日からも努力あるのみで頑張ります!」
<豊住主将>「朝のストレッチの時から、全員が今日は勝つ!という気持ちが前面に出ていたので、とてもいい雰囲気といい緊張感で試合に臨めました。気持ちで勝つことができたと思います。序盤から最後まで粘り強く、強い気持ちを持てたのが勝因だと思います」
そして4番の濱田選手は、去年の夏の甲子園で、9回裏サヨナラのチャンスを活かせなかった苦い思い出があります。さらに1月下旬にケガをして、センバツ前の合宿でも別メニューでした。そこを乗り越えて出場した今日の試合。1回裏に見事に同点タイムリーを放ちました。
<濱田選手>「先に点を取られたので、ここで自分が打って、チームに勢いをもたらしたいと思いました。去年夏は本当に悔しい思いと、当時の3年生に申し訳ない思いがあって、それを忘れることなく練習してきたのがよかったと思います。今日のタイムリーは自分の今後にとっても大きなヒットだったと思います」
そして鹿実ナインを影から支えるのがマネージャーの存在です。
<宮下監督>「練習メニューを全て取り仕切る。そして監督のサポートをする。いろんな面で大変な仕事です。鹿実の”助監督”的立場です。川辺マネージャーは気持ちが入っていて、男らしくて、キャプテンよりもマネージャーが引っ張っています」
<川辺マネージャー>「初戦は難しいと思っていたので、昨日から全員に気合を入れてきました。ドキドキもしましたが、安心して見ていました。次はしっかりと切り替えて、今日の反省を全員で徹底して、厳しく戦っていきたいです」
鹿児島実の2回戦は、大会8日目(30日)の第2試合で、21世紀枠で出場の徳島の城南と対戦します。
<豊住主将>「自分達だけじゃなくて、アルプスで必死に応援してくれている選手もいるので、全員の気持ちを一つにして勝利したいです!」
<宮下監督>「特に変わったことはできませんので、しっかりと基本に忠実なゲームをしていきたいです。今年は震災もありましたし、最後まであきらめない姿を見せて、泥臭くても、皆さんに希望を感じてもらえるようなプレーをしていきたいです!」
2.春の九州高校野球県予選
鹿実に続けとばかりに、県内の高校球児も一生懸命に白球を追っています。春の九州高校野球大会県予選は、今日3回戦6試合が行われました。
<県立球場>
川内商工 9-6 蒲生
神村学園 8-0(8回コールド) 伊集院
鹿児島南 16-0(5回コールド) 川薩清修館
<市民球場>
加治木工 4-2 鶴翔
鶴丸 6-2 大口
鹿児島情報 3-1 加治木
明日は県立球場と市民球場で3回戦4試合が行われます。夏への足がかりを作るのは、鹿実への挑戦権に名乗りを上げるのはどのチームでしょうか?
3.50メートルダッシュ王選手権に挑戦!
今日、鴨池陸上競技場で「第10回 50mダッシュ王選手権」が行われました。
やわらかい陽射しの中、下は2歳になる子から、上は77歳の大先輩まで過去最多、参加定員上限ギリギリの218人がエントリーしました。
50m走といえば、誰もが一度は走ったことのある競技。この大会について、主催者であるNPO法人SCC(スポーツコミュニケーションサークル)の太田敬介理事長に聞きました。
<太田理事長>「誰もが経験したことのある50m走という競技を通して、大人から子供まで、共通のスポーツの話題でコミュニケーションを深めていこうと思いスタートした大会です。年代・性別も異なるメンバーが一斉に走るのが大会の魅力の一つです。」
この大会では、午前と午後に1本ずつ50m走り、この2本の合計タイムで勝ち負けが決まる大会です。しかも一緒に走るメンバーの決め方が面白いんです。午前は、年代別に走りタイムを計測。そして午後は、その1本目のタイムをもとに「組」が決まる形・・・。つまり、午後のレースは、隣のレーンにスピードが一緒の選手が並ぶのですが性別も年代も違うメンバーが揃い、一緒に走るという形なんです!実際に、一般男性と高校生と女子中学生が一緒に走るシーンも見られました!いわば「50m走の無差別級の戦い」といえる大会でした。
注目したのは、今大会最年長77歳の浜崎行雄さんです。「普段はマスターズ陸上で走り幅跳び・三段跳びに出場しているんですが、その中で”走る”ということはジャンプ種目でも大切で、延長線上に来るものなので、どの位で走れるのか確認したいと思い参加しています。年は取りますが記録の上では伸ばして行きたいと思っています。」と話して下さいました。
実際に会場で応援の拍手も大きく、2本走り終わった後にお話を伺いましたら非常に爽やかな表情で「無事、走り終えて良かったです。練習の成果は出るんだなと思いました。(今後は)最低80歳までは走りたいです。」とおっしゃっていましたよ。
また、実際に参加した方からは、「去年よりタイムが落ちて悔しい・・・。」一方で「去年よりタイムが伸びました!」という一喜一憂の声が聞かれ、皆さんのこの大会にかける思いを感じることが出来ました。
全出走が終わり優勝したのは、1・2本目共に5秒9で走った大山賢弥さん(25)でした。
「強豪が揃う(ファイナリスト)中で、力が入ったがよく走れました。スタートが得意なので、距離が短いこの大会では絶対に負けられないという思いで臨んでいました。子供たちに陸上を教えているので、諦めない姿勢、続けることの大切さを伝えられる走りをしていきたい」と話して下さいました。
「走ってみようかな?」・・・と思ったあなた!!誰もが一度は経験したことのある「50m走」です。来年はチャレンジしてみませんか?
【おわりに・・・】
20年近く続いてきたMBCラジオ日曜夕方のスポーツ番組ですが、残念ながら今日でひとまずお別れです。しかし鹿児島のスポーツは続いていきますし、MBCとしても今後も取材は続けて行きます。これからも鹿児島のスポーツを盛り上げて行きましょう!!長い間お聴きいただいてありがとうございました!!!

東日本大震災の影響で、レノヴァ鹿児島が所属するJBL2はリーグ戦途中での中止。プレーオフも行われませんでした。