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2013年10月19日 (土)

開局記念SP「ふるさとの食たっぷり」 萬田農園発!ふるさと新グルメ

10/12(土)MBC開局60周年記念SP「43市町村全部見せます!ふるさとの食たっぷり」
に登場した各地の「食」をご紹介♪

霧島市からは『MCT 南九州ケーブルテレビネット』の阿部桃子さんが

「萬田農園発!ふるさと新グルメ」を紹介します。

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日本人の食にかかせない米。「合鴨農法」という有機農業で作る方法がありますが、その合鴨農法を確立させた第一人者が霧島市にいらっしゃいます。

霧島市溝辺町竹子。

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田園風景が広がるこの場所は、県のほぼ中央部を流れる
網掛川源流域に位置し、薩摩藩時代は御用米を作っていました。

「萬田農園」は、今ではすっかり定着してきた「合鴨農法」の基盤を作り上げた
萬田正治さんが10年前にたちあげたもの。

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鹿児島大学の副学長を歴任後、農家に転身した萬田先生。

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ここからふるさとの食をみつめてきました。

萬田先生「ずっと現役時代これを研究していたんです。合鴨農法を。
鹿児島で初めてでしたけど、全国でも先駆けてはじめたわけです」

合鴨が雑草や害虫を餌として食べ、その排泄物が養分となる合鴨農法は
化学肥料や農薬を使わない。有機農業の一種です。

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畜産を専門としていた萬田先生は、卵も肉も良質な鴨を品種改良し、
「薩摩鴨」と名づけました。

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今年は遊び心で、ちょっとユニークな農法にチャレンジしたのだとか。

田んぼに錦鯉!?

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萬田先生「普通の食べる鯉を田んぼにいれて育てる農法というのはあるんです。
鯉を養う養鯉農法というのは昔からあったんですが、錦鯉を入れた人はいないです。」

まだまだ実験段階のものもあれば、すでに家畜として完成間近のものもあります。

やってきたのは鶏小屋。

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Q:こちらの鶏の種類は?

萬田先生「昔、薩摩藩時代に農家が飼っていた、鷹鶏。空を飛ぶ鷹。
鷹鶏というのがいたんですけど、それの血を遺伝子を頂いてよく卵を産む“白色レグホン”と掛け合わせて、よく卵も産んで肉もおいしいものを私が選抜して・淘汰して、その時に色を黒に統一して選んできて・・・向こうに雛がいますね。
だいたいあれで黒に統一できたんで、いよいよデビューしようかと。

『霧島鷹鶏』という名前でデビューします。」

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「薩摩鴨」に続き、萬田先生がつくったのは、
卵も肉質もよい、新しい食ブランドの鶏。

Q:新品種の「鶏」を作り出した目的は

A:できたら各家庭で鶏を飼ってほしい。もう一回鶏が駆け回るムラ作りをしたい。
そして卵を食べ、肉を食べ、お客さんがきたらつぶしてご馳走を出すとかそういう食文化をとりもどしたい。

萬田先生の農業は「生命を頂く」ありがたさを知る農業なのです。

農園で育てられている新ブランドの鶏の卵は、近くの物産館などに持ち込まれます。

この日は、農園から徒歩でいける竹川峡に卵を届けます。

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Q:萬田先生が来て変わったのは?

A:合鴨で水稲をつくるようになったのが一番。
地域を発展させようと、活性化を図ろうということで10年目でようやくいろんな形で見えてきた。

過疎化する日本の農村の風景を残していきたいと
この場所で、ふるさとの農業から見つめなおして10年。

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萬田先生の活動は、広がりをみせています。

「竹川峡」で食べられる、薩摩鴨メニューは、
これからがシーズン。手打ちそばと合わせて食べる「鴨そば」、

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こちらは、鴨を入れて炊き上げた「鴨めし」。
自家製の出汁をつかった合鴨鍋と一緒に食べることができます。 

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Q:萬田先生にとって「ふるさとの食」とは?

A:そこの土地にあった、気候にあったものを我々(人間)がつくって、
それを美味しくいただくこと。いわゆる地産地消。ちょっと難しくなるけど、
身土不二(しんどふじ)という言葉があるんですけど、
つまり、自分の生まれ育ったところでできた物を食べるのが一番健康的。
一番いいことだというのは昔から言われていること。
教えとしてあること。だからやっぱりこの地でとれたもの、
作ったものを頂いて食べるということが食と農の基本だと思う」 

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霧島市溝辺町にある萬田農園が発信する、食と農のあり方。
失われつつある農村の風景は、新しい農業の形を模索すれば
残っていけるのではないか・・・。
その可能性を感じることができました。