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トトナビ

2017年3月30日 (木)

2017年3月30日(木)   ととナビvol.144  ソウハチとチカ

shadow「先月、『逃げ恥』は水産業界のためのドラマだ・・・という話をしましたよね。」

 

・・・ところが、これにはまだ続きがあったんです。。。

まずは、なぜ「逃げ恥」が水産に関係あるかというと、平匡さんはヒラマサ、みくりはミクリガイ・・・と、それぞれに海の生き物に因んでいたという点。

さらに驚くべきことが判明しました。主人公の津崎平匡の残りの家族まで「魚の名前」だったんですfish!!

お父さんは津崎宗八(ソウハチ)、お母さんは津崎知佳(チカ)です。 

皆さん、ピンときますか?……

 

shadow「ネットでは、『ソウハチは魚のソウハチガレイから来た』とか『チカはヒメアジのこと』って書いてあるんですが、そうではなくて、ソウハチガレイもヒメアジも地方名で、ソウハチとチカのほうが標準和名なんですよ。つまり、ソウハチもチカも日本語の正式名称というわけです。」

 

残念ながら、どちらも鹿児島にはいない魚なんですが、鹿児島でも売られているので出会えるかもしれません。

 

まずはお父さん、ソウハチ

2017033051souhachi

カレイの仲間ですね。ヒラメやカレイは目が両方とも体の片側にありますよね。生まれた時は普通の魚と同じように両側にあるんですが成長とともに移動するという話は以前にしました。ヒラメは左側に、カレイは右側に移動するので「左ヒラメ、右カレイ」です。

 

そころがこのソウハチ、左目が十分に移動せずに体のてっぺんで止まるんですっeyesign03。つまり目が真上、横たわった姿だと真横にあるカレイshock。。。

 2017033052souhachime

どひゃーsweat01

「そうはちがれい」や「きつねがれい」という名前で鹿児島でも売られています。塩焼きや煮付けで食べるとおいしいので、津崎平匡のお父さんをぜひご賞味ください。

2017033053souhachishioyaki 

続いてお母さんの チカさん

2017033054chika

15センチくらいの小さな魚で、ワカサギの近縁種。なので、お店では「わかさぎ」という名前で売られていることが多いそう。ワカサギは、おいしくて量的にも少ない高価な魚なので、チカはワカサギの代用品になっているよう。。。

 

shadow「私は子どものころからチカのから揚げが大好きでした。安い魚ですし、丸のまま塩コショウ、小麦粉をまぶして揚げるだけでとてもおいしいです。あと、佃煮もおいしいですね。市販の佃煮もありますよ。」

2017033055chikakaraage

平匡さんのお母さんも、ぜひぜひご賞味くださいマセ~coldsweats01

さあ、来週から新年度。

ダジャレは恥だが、4月からもバンバン飛ばしていきますよ(大富先生が)。

皆さん、新たな気持ちで、なお一層魚食に励みましょうsign03

2017年3月23日 (木)

2017年3月23日(木)   ととナビvol.143  キンメダマシ

先週はとてもめずらしいアカメという魚を紹介しましたが、今週もめずらしいですよ~。

では、本題に入る前にまず復習です。

キンメダイ(以前やりましたね?)の仲間で市場に出回っているのは何種類でしょう?

答は3種類

まずは正真正銘の、和名キンメダイ。関東地方でも大人気の一番おいしいキンメダイです。大きいものは50センチを越える高級魚です。

2017032341kinmedai 

次に、フウセンキンメ。キンメダイに似ていますが、鼻の孔の形が違います。これもとてもおいしい魚ですが、大きくても30センチくらいにしかならないので値段が安く、お買い得な魚です。

 2017032342fuusenkime

最後にナンヨウキンメ。鹿児島では「ひらきんめ」と呼ばれ一番多く出回っているキンメダイです。少し脂が少ないので、煮付けよりも刺身やしゃぶしゃぶにあう魚です。

 2017032343nanyoukinme

というわけで、キンメダイの仲間は3種類。でも、実は日本にはもう1種類のキンメダイがいるんですよ。

それが今日ご紹介する キンメダマシ 。

 2017032344kinmedamashi

アカメの次はキンメで、しかもダマシって。。。weep

さっきの3種はキンメダイ科キンメダイ属ですが、キンメダマシはキンメダイ科キンメダマシ属なんです。そして、とてもめずらしい魚なので市場に出回っていません。属は違いますが、同じキンメダイ科の魚です。

 

それにしてもひどい名前ですpout。れっきとしたキンメダイの仲間なのに。。。

モドキならともかく、ダマシですからね。

三島村の黒島沖でとれた全長30センチの個体ですが、そもそも小さい魚なので、30センチといえばほぼ最大だと思います。これまでの文献では「キンメダイに比べると味は劣る」という評価なんですが・・・、以下大富先生の食レポです。

shadow「私は刺身で食べてみました。そしたら、なんのなんの、ぜんぜんいける魚ですよ。キンメダイとはまた違う、やわらかくてもちっとした食感で。確かにキンメダイほど脂はありませんが、旨味、そしてほんのりとした甘味があっておいしかったですよ。」

 2017032345kinmedamashisashimi

皆さん、自分の舌を信じて、まずは食べてみることが大事ですよ。

いい意味でダマされること、多いですよwink

 

 

2017年3月16日 (木)

2017年3月16日(木)   ととナビvol.142 アカメ

今日は、名前は平凡なんですが、とてもめずらしい魚のお話をしたいと思います。

名前は・・・ アカメ

 

スズキに似ていますが、背中が盛り上がってスズキよりも太っています。光を反射すると角度によっては目が赤く光るflairことからアカメという名前が付けられました。

 

アカメは世界中で日本にしか、しかも、西日本の太平洋側の沿岸域だけにしかいません。絶滅が危惧されていて、お隣の宮崎県では捕獲が禁止されています。

 

鹿児島県内ではこれまで志布志内之浦種子島で発見されていましたが、2014年12月に錦江湾内、谷山の小型定置網にアカメがかかったんだそう。

shadow「これにより、それまで種子島だったアカメの分布域の西の端が谷山沖に更新されることになったので、半身だけ食べて、もう片方の体は論文作成用の標本にしたんですよ。全長57センチ、体重3.2キロで、アカメとしてはそれほど大きくない個体でしたけどね・・・downこれが、私が生まれて初めて見た、そして食べたアカメでした。。。」・・・というわけで、こちらが3.2㎏

 2017031631akame32kg

そして、その2年後(去年の12月)に、2回目のチャンスがやってきました!!高山町の定置網で3個体獲れたうちの一匹。コレですdown

2017031632akame282kg

shadow「この写真upはその中の一番小さい個体ですが、

全長115センチ、体重28.2キロです。。。」

・・・てなわけで、こちらは28.2㎏

shadow結構太っているでしょ。この日一番大きかった個体は体重35.7キロsign03でした。。。」

 

釣りの世界では、これまでに釣られたアカメの最大記録は、

長さは140センチ、重量は39キロです(小学生の子供くらいありますぅ・・・catface)。

アカメは日本にしかいないので、日本記録イコール世界記録です。・・・ということは、今回水揚げされたのは世界記録に迫る大きさだったんですね~coldsweats02

 

shadow「最初の、3.2キロの個体は刺身と塩焼きで食べました。とくに刺身はもちもちとした食感で甘味、旨味があって、とてもおいしかったですね。2回目の28.2キロの個体は、にぎり寿司で食べましたが、脂がありましたね」

2017031633akamesashimi 

アカメはうろこがとても大きく、5センチ以上あるそう。

うろこの大きな魚は素揚げにすればおいしく食べられるので、今回も素揚げにしてみましたが、大きすぎて(←そのまま靴ベラになるくらい)、かたすぎて、食べられないかったそうですよ。うーん、見るからにムリthink

 2017031634akameuroko

shadow:「アカメは絶滅危惧種ですから積極的に食べましょうsign01とは言えませんが、ごくごく希に水揚げされますので、運が良ければ出会えるかもしれませんよ」gawk

2017年3月 9日 (木)

2017年3月9日(木)   ととナビvol.141 ウッカリカサゴ

先週はカサゴでしたが、まだ肝心の食べる話をしていませんでしたね~。

なので、今日はまずはおいしい食べ方から。

カサゴは全長20センチ程の小さな魚ですが、いろんな料理が楽しめます。小型のものはから揚げやみそ汁。

2017030921kasagomisoshiru

大きいものは煮付けや塩焼きの他、洋風料理にも向きます。定番は煮付けですかね。ホロホロとした白身がおいしいです。

2017030922kasagonitsuke

もちろん刺身も甘味があっておいしいですよ。

2017030923kasagosashimi

さて、では次の魚に移りましょう。今日はこの魚ですdown

2017030924ukkarikasago

「あれ、これもカサゴでは…?」

 

大富先生、うっかり、またカサゴの写真を用意してくださったのでは・・・?

と思いきや、この魚は ウッカリカサゴ 

 

またまた、うっかりはちべえみたいなかわいそうな名前weepですが(カサゴとそっくりなんで、昔は区別されていませんでした)、1978年に晴れてsun新種になりました。

赤っぽいものや茶色っぽいものが多いカサゴと比べて、ウッカリカサゴは赤っぽいんだそう。 

また、白い斑紋も特徴ですが、ウッカリカサゴの斑紋は茶色い縁取りがあって背中の方にまで散らばっています。実際は見た目で区別するのが難しい個体もいますが、遺伝的にははっきり別の種類なんだそう。 

もう一つ違いは、ウッカリカサゴはカサゴよりも深いところ、なんと、水深百数十mでも漁獲されるんだとか。大きさもカサゴよりも大きく、全長40センチを越えるものもいるそうですよ~。

 

小さいものはカサゴと一緒で「あらかぶ」と呼ばれていますが、大きいものは「ほご」と呼ばれています(「ほご」とは、口が大きく開いた、昔の藁で編んだ袋のこと。ウッカリカサゴも口が大きいのでこの名前が付いたのかもしれませんね。

 

shadow「ウッカリカサゴもカサゴと同様においしい魚です。受験生諸君はこの時間帯はラジオを聴いていないでしょうから、受験生のお母さん、今週末は国公立大学の後期日程の入学試験です。ぜひお子さんにウッカリカサゴを食べさせてあげてください。

試験で「うっかりミス」をしないように、

そして、志望校にうっかりますように

・・・・失礼しましたっsweat01

2017年3月 2日 (木)

2017年3月2日(木)   ととナビvol.140 カサゴ

今日は皆さんが一度は見たことがある(釣ったことがある、あるいは食べたことがある)魚を紹介しましょう。

それは・・・カサゴdown

 2017030212kasago

鹿児島では「あらかぶ」という名前で親しまれていますね。鹿児島だけではなく、北海道以南の日本各地の沿岸にすんでいます。

 

釣りの初心者でも簡単に釣れるので、皆さんもおなじみなのでは?

釣り上げるときに竿先に感じる魚信(あたり)が独特で、ぶるんぶるんと2、3回震えるのが、カサゴのサイン。

2017030211tsuriageraretakasago

 ぶるんぶるんannoy

「あっ、カサゴだ!!」

大きさは15センチから20センチくらい。中には30センチ近いものもいますが、20センチを越えると「大物」です。

 

ところで、明太子がスケソウダラの卵であるように、魚の多くは卵を産んで繁殖しますよね。でも、サメの仲間には子どもを産むものもいるんです(覚えていますか?・・・映画ジョーズに出てくるホホジロザメは母親のおなかの中で共食いをして、生き残った赤ちゃんが全長1.5mの大きさで生まれてくるんですよshocksign03卵胎生っていうんですって。)

 

実は、カサゴも卵ではなく、体内受精して母親は子どもを産む「卵胎生」なんです。つまり、交尾をするんです。秋に交尾して、母親のおなかの中で孵化したあとに成長して、冬から春先にかけて3~4mmくらいの大きさで生まれてきますhappy01

 

shadow「寒い時期に獲られたカサゴにはおなかの中にたくさんの子どもが入っていることがあります。でもそれはカサゴが食べたエサではなくて、これから生まれてくるカサゴの赤ちゃんなんですね。もう少しで生まれ出るところだったのに、かわいそうですね。」weep

shockbearing 

卵を産む魚に比べて卵胎生の魚は、産む子どもの数はうんと少ないんですが、生まれた時にすでに魚になっているので、生き残れる確率が高いんだそう。

親は子孫を残すためにがんばるんですね~confident

2017年2月23日 (木)

2017年2月23日(木)   ととナビvol.139 ダイナンウミヘビ

今日のととナビは「長いもの」のお話ですbearing

 

大富先生は、南さつま市のお知り合いから

今まで見たことのない生き物が獲れたsign03

頭が魚で体が蛇のようなすごいやつだshock

という連絡をうけ、坊津に駆けつけたそう。

そこにいたのは・・・「魚でもあり蛇でもあるcoldsweats02生き物。。。

・・・つまり ウミヘビ

 

ところでみなさんは、ウミヘビって魚だと思いますか、蛇だと思いますか。

・・・・???

実は、魚のウミヘビと、爬虫類のウミヘビがいるんです。

沖縄でよく見かける、燻製にされて真っ黒になったイラブーと呼ばれるもの。あれはコブラ科エラブウミヘビ属の爬虫類のウミヘビです。

そして、今回坊津で獲れたのは魚のウミヘビ。ウナギ目ウミヘビ科ウミヘビ亜科のコレです。。。down

 2017022341dainanumihebi

名前は、ダイナンウミヘビ。

shadow魚のウミヘビと爬虫類のウミヘビには、ひと目でわかる大きな違いがあるんですよ。さて、次のうちどれでしょうか。

1.爬虫類のウミヘビはこわい顔をしているが、魚のウミヘビは優しい顔をしている

2.爬虫類のウミヘビは蛇年にたくさん生まれるが、魚のウミヘビはそんなことない

3.どちらでもない

答えはコレですdown (じゃあ、答は何番なの?・・・って?。3ですかねぇ。。。)

 2017022342dainanumihebikao

( ↑ ダイナンウミヘビの顔 )shock

また、魚のウミヘビはウナギやアナゴともよく似ていますが、ウミヘビ(ウナギ目ウミヘビ科ウミヘビ亜科)には尾鰭がないんですよ。だから、しっぽの先を見ればウミヘビかどうかがわかるんです。

 2017022343dainanumihebianagochigai

さてみなさん、このダイナンウミヘビ、おいしいと思いますか? 

細長いのでさばくのが大変なんですが、今回はプロの調理人にさばいていただき、それをかば焼きにしてみました。ウナギのような脂はありませんが、ハモに近い感じでまあまあおいしかったそうですよ。delicious

2017022344dainanumihebikabayaki

 

 

2017年2月16日 (木)

2017年2月16日(木)   ととナビvol.138 ミクリガイ

先週は「逃げ恥」の話で、皆さんも盛り上がっていただけましたか?。

原作:海野うみの)つなみさん

主人公:津崎平匡でヒラマサ

大富先生は、「逃げ恥」が水産業界のためのドラマだった・・・とご満悦です。

shadow・・・でも、津崎平匡とヒラマサが同じだから「水産」なんてレベル低いよね、って思っている人もいらっしゃるんでは?? 

ちがうんですよ。もう一人いますよね。重要な登場人物が。ダブル主演のもう一人。

ガッキーこと、新垣結衣さん演じる森山みくりです。

これまたなんて水産的な名前なんでしょうか。

 

だから「水産業界のためのドラマだ」って

言ったんですよ!!。(ドヤ顔)

 

皆さんは、居酒屋さんに行って最初に出される「お通し」で、巻貝を食べたことありませんか?

あれこそ ミクリガイ という貝なんだそうですよ。

 

鹿児島では小さな巻貝のことを「みな」とか「びな」と呼び、いろんな種類の巻貝が採れます(どちらかといえばどの貝も春から夏にかけての暖かい時季に多いです)。

・・・というわけで、今日もまた「逃げ恥」効果Part2ということでミクリガイのお話です。

 

「びな」の中でもとくに「がらびな」と呼ばれて一番よく出回っているのがミクリガイです。

2017021631mikurigai_2

大きさは4㎝くらい。個体によって色彩は様々で、茶色っぽいものや黒っぽいものなど、いろいろいます。

 2017021632ironnairomikurigai

食べ方はシンプルに塩ゆでにするか、醤油で甘辛く煮るか。どちらにしても火をつける前に鍋に入れて、弱火でゆっくり加熱するのがコツです。そうすると身が殻の中の方に入ってしまわないので食べるときに食べやすくなります。甘味があって程よい歯ごたえでおいしい貝ですね。

2017021633mikurigaishioyude 

shadow私はお通しでミクリガイが出てきたら、実は少しだけ「勝負師」のような気持になるんですよ。爪楊枝で身を取り出して食べますよね。内臓の先端の「くるくる」gawkのところまで出てきたらとても快感ですが、途中で切れてしまったら残念極まりないんですよ。5個あったらうまく取り出せる確率は3.7個くらいですかね。4個取り出せたら勝ちです。

 

新垣結衣さんもミクリガイがお好きなんでしょうかね・・・?(知らんがな)

 

2017年2月 9日 (木)

2017年2月9日(木)   ととナビvol.137 ヒラマサ

みなさーん、突然ですが、「逃げるは恥だが役に立つ」観てましたか? 

そう、「逃げ恥」。

shadow:私は「逃げ恥」を最初に観た時「はっ」としましたね。

「これは水産業界のためのドラマ

ではないか?!」

と思いましたよ。原作者の名前も海野(うみの)さん、ですしね。私と同じ兵庫県出身の・・・。

 

大富先生が大興奮でこう話すのは、主人公(星野源さん)の名前津崎平匡に反応したからcoldsweats01

shadow平匡(ヒラマサ)といえば私が大好きな魚の一つですよ。ブリ、カンパチとならぶアジ科ブリ属の魚の一つです。釣りをやる人たちのあこがれのlovely魚でもありますね。

 

ブリは冬、カンパチは秋が旬で、ヒラマサは本当は夏の魚なんですが、長崎ではお正月によく食べられているそう。

・・・というわけで、前置きが長~くなりましたが、今日は「逃げ恥」、じゃなくて

ヒラマサ のお話。

2017020921hiramasa

ヒラマサは鹿児島では「ひらす」と呼ばれています。

 

ブリの仲間はどれも体の真ん中に黄色い帯があってよく似ているんですが、とくにブリとヒラマサはよく似ています。

違いはココdown

2017020922

まずはくちびるkissmark

ブリは上あごの後端の上側が角ばっていますが、ヒラマサは少し丸みを帯びています。

そしてもう一箇所は胸びれdown

2017020923

ヒラマサは胸びれが腹びれよりも短いんです。以上2つをみればeye区別ができます。

 

ヒラマサは全長2m以上になる大型の魚ですが、水揚げされるのは70cmくらいのものが多いのだそう。釣りの対象として有名ですが、漁業では定置網に入ることが多いです。ただし、ブリのように大きな群れを作らないので、あまりたくさん獲れる魚ではありません。

そこがまたヒラマサさんの魅力なんです~heart04(・・・って、さかなのですよ)

 

さて、このヒラマサ。まずおすすめは刺身ですね。寒ブリほど脂が多くなく、ほどよい甘味と大型のアジ科の魚特有の心地よい歯ごたえで、極上の味わい(ブリよりもワンランク上とされています)。

2017020924hiramasasashimi

料理法は基本的にブリと同じで、塩焼きや照り焼きなんかもいいですね。

2017020925hiramasashioyaki

 

shadow魚に詳しい人は「なんで今の時期にヒラマサの話なの?gawk」と思ってらっしゃるかもしれませんね。

ちがうんですよcoldsweats02。これは「逃げ恥」効果ですからねscissors

 

そして大富先生、こんなことも口走っていらっしゃいました・・・

shadow「ととナビは恥だし役にも立たない」になっていないでしょうかね?

・・・・・・・・どうした潤?!

なぜか突然気弱になってしまった先生に、

「そんなことない、ととナビ最高ですっ」・・・とか、

「お魚大好きsign01・・・とか、

ついでに「大富先生を勇気付けるおコトバ」・・・などなど、

皆様のあたたかい励まし、お待ちしていますね~bleahsign03

2017年2月 2日 (木)

2017年2月2日(木)   ととナビvol.136 コブダイ

 今日は・・・ コブダイ

2017020211kobudai1

ありゃ? コブがない・・・・・?  じゃあ、コチラをどうぞ

2017020212kobudai2

 

今日のコブダイ、「タイ」がつきますが、タイの仲間ではないんです(よくあるパターンですね)。

大きいものは1mを越える、スズキ目ベラ科、つまりベラの仲間なんです。

 

さて、さっきの2枚の写真、

上は、全長45cmの個体。こちらは雄になるかならないかくらいの大きさですね。

そして、下のでこっぱちは、それよりもう少し大きな、性転換後の雄です。おでこのこぶがはっきりしていますよね(これでもまだこぶは小さいほうなんですって!)。もっと大きくなるとお饅頭のようにぽっこりと膨らむそうcoldsweats02。。。

・・・それにしても、なんか気になる表現ですよね、「オスになるかならないか・・・」って。。。think

コブダイはなんと、生まれた時はすべて雌sign02なんですって。

これは、「雌性先熟」といって、

①まずは雌として成熟して卵を産んで、

②さらに大きくなったら雄に性転換するんですsign03sign03

ベラの仲間には性転換する種が多いんですよsign03sign03sign03。 ええっsweat01

 なので、大型になった雄にだけ、おでこに「こぶ」があるんですっhappy02

 

さらに、コブダイの雄はなわばりをもっていて、ハーレムを形成するんです。たくさんの雌にかこまれて生活するんですよ~lovely

shadow「いいですね~」

そして、もしも自分のなわばりに他の雄が入ってきたら、やっつけちゃいます。大きなこぶは強さの象徴なんですね~。 

ところで皆さん、このこぶの中には何が入っているかご存知?

それは、脂肪です。

さらに、雄になると、おでこにこぶができるだけでなく、あごも発達してくるので顔つきが変わってきます。 

別名「かんだい(寒鯛)」と呼ばれていて、釣り人にも大人気。旬は寒い時季なんですが、寒い時期はあまり活動しないので、より活動するあたたかい時期のほうが釣れる確率は高いんじゃないでしょうかねぇ・・・とのこと。 

おいしい白身の魚ですので、先生はお刺身の他にみりん焼きを自分で作って食べたそう。

shadow「脂があっておいしかったですよ。今度は昆布じめと昆布巻きにして食べてみようかな・・・」

みなさんもどうぞdelicious(写真だけですが・・・)

2017020213kobudaisashimi

2017020214kobudaimirinyaki_3

2017年1月26日 (木)

2017年1月26日(木)   ととナビvol.135 サンマ

今月はずっとマダイのお話をしてきました。

大富先生的にはまだいいたりないこともあるそうですが、また続きはいずれお話しいただくとして、今日は(こちらも貴重といえば貴重な)鹿児島では今の時期にしか獲れないあるお魚のお話をしましょう。

 それは、・・・down サンマ

2017012641hokkaidousansanma

 ( ↑ 北海道産サンマ)

shadow「えっ、サンマって秋でしょ」って思うでしょ。

いえいえ鹿児島のサンマはいつ獲れるの? ・・・今でしょ!」 

(↑大富先生のどや顔を思い浮かべながらどうぞgawk

 

回遊魚のサンマは、夏に北海道の東の沖でたらふくエサを食べ、秋になると南下してきます(下りガツオと同じですね)。そのころのサンマはとても脂がのっていて、塩焼きやお刺身で食べるとおいしいですよね。(昔は北海道や東北のサンマは鹿児島では塩サンマでしか手に入りませんでしたが、今では鮮度保持されたサンマが早く届くようになったので、鹿児島でも生サンマやお刺身が手に入るようになりました) 

脂ののったおいしいサンマは千葉県の銚子あたりまで獲れます。でもサンマはさらに南下、紀伊半島に達するころには脂が抜けてしまうんですが、三重県や和歌山県では、地元でとれる脂の少ないサンマをお寿司や干物にして食べる習慣があるんです(生活の知恵、素晴らしい伝統料理ですね)。

 

さらにさらに南下したサンマは1月から2月にかけついに鹿児島にやってきますsign03。それが定置網に入るんです(あまり知られていませんけどね)。

でもそのころにはすっかりやせ細ってweep、脂ののりは最悪状態になっていますcrying。なので人間の食用としては見向きもされないんですよ。

それがコチラ・・・down

 2017012642kagoshimasansanma

 ( ↑ 鹿児島産サンマ)

いかがでしょう?上の北海道産のサンマと比べてみてくださいcryingcrying

脂がのったしるしの背中の盛り上がり方が全然違いますね。

鹿児島のサンマ、まずそうですね。でも、大富先生は食べてみました(刺身と塩焼きはやめて、から揚げと梅煮で)。

 2017012643kagoshimasansanmakaraage

2017012644kagoshimasansanmaumeni

shadowたしかに、北海道のサンマに比べると全く別の魚のようでしたが、普通においしかったですよ。食感も悪くなかったです。十分食材になりますね。見た目もおいしそうでしょ?

・・・ふむふむ。秋の北海道のサンマはもちろんいいですけど、冬の鹿児島のサンマも、捨てたもんじゃありません。

どうですか?「目黒のさんま」ならぬ「鹿児島のサンマ」、

一度食べてみたいと思いませんか。