2017年1月12日(木) ととナビvol.133 マダイ その2
先週に引き続き、今日もマダイのお話・・・
先週はマダイの旬が冬であること、大型のものを2日ほど寝かせてお刺身で食べるとおいしいことなどお話ししました(マダイは日持ちのする魚で、水揚げ後数日はお刺身で食べられるんですよ~)。
普通のお刺身もいいですが、皮目のところに脂がありますから、皮を引かないで焼き切りや湯引きで食べるのもオススメです。
今日は刺身以外の食べ方を紹介したいと思います。マダイといえば刺身に塩焼きが定番ですね。塩焼きはおいしいですね。大型のものは切り身で、小型のものは丸のままですね。程よいやわらかさの「これぞ白身」という心地よい食感、そして脂の甘味がとてもいいです。
そして、マダイは洋食にも向いています。油を使ったソテーやポワレとか。。。
:この前、城山観光ホテルで食べたマダイのポワレはおいしかったですね。さすがに自分で作るのとは全然違いました。
さらにさらに、鯛めしもいいです。あと、マダイは煮付けでもおいしいことをご存知ですか? 醤油で甘辛く煮ると最高です
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ここで、大富先生のクッキングアドバイス
煮付けのレシピは醤油100cc、みりん100cc、酒100cc、水300cc、砂糖大さじ2杯が基準。
この割合で分量を変え、さっと煮たてたところに魚を入れ、落し蓋をして中火から弱火で15~20分程度煮れば、美味しい煮付けの出来上がり。
また、旬の一番終わりごろのマダイ(桜鯛)には、産卵期ですから、真子(卵巣)または白子(精巣)が入っています。雌の真子は身と同様に甘辛く煮るとおいしいですし、雄の白子はさっと茹でてポン酢で食べるとおいしいですね。
では最後に、大富先生のイチオシの食べ方を紹介しましょう。それは酒蒸し。
:この写真はかぶととカマの部分の酒蒸しです。マダイ本来の味が楽しめる料理ですね。しかも頭の部分は意外に食べるところが多く、甘い身をほじくって食べるのが最高です
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皆さんもいろんな食べ方で、今おいしいマダイを楽しんでくださいね~。