11月26日(木) ととナビvol.74 ソウダガツオ その2
先週は、「そうだがつお」という名前で売られている魚は、基本的にはヒラソウダだ・・・というお話でしたが、ヒラソウダは寒くなってくるととんでもなく脂がのってくるんです。いわゆる旬・・・。。。スーパーにもたくさん並ぶようになりますので、ぜひ食べてくださいね。
おすすめの食べ方は、基本的に生食系。もちろんマグロやカツオと同じように身の赤い魚ですが、トロの部分は脂がのって白っぽくなります。そこが最高においしいです!。
たたきにしたり、洋風にカルパッチョにしたり・・・おいしくお召し上がり下さい。
・・・というわけで、今週は、もう一つのソウダガツオ、マルソウダ のお話。
まずは、お店で売られていないという謎・・・。
マルソウダはヒラソウダに比べて脂が少ないため、かつお節と同じように節(ふし)の材料にされるのです。「そうだ節」と呼ばれるもので、料理のだしに使われます。なので、スーパーなどには出回らないというわけ。
では、おいしくないのでしょうか? →No!先生は錦江湾で学生が釣ってきたマルソウダを食べたそうですが、脂が少ないなりにさっぱりしておいしかったそうです。
(マルソウダのお刺身)
では、私たちは一生マルソウダを見る機会がないのか?・・・というと、そうではありません。
希ですがスーパーでヒラソウダにまじって売られていることがあるらしいのです。大富先生は、ある魚に別の魚がまじって売られているのを見るのが大好きなので、よく見つけてはニヤニヤしているとか。
ですが、皆さんは、脂ののりを楽しむのであれば、まちがってマルソウダを買わないようにしてくださいね。
それから、ソウダガツオの仲間は鮮度が命です。新鮮なものを食べるようにしてください。値段も安いです。
こんなにおいしい魚が新鮮な状態で安く食べられるのは、産地ならではのことです。地魚に感謝しましょう。