花火作りの現場に潜入!!
〈六葉煙火の古閑毅さん〉
今週はシリーズ”夏”です
今日は夏の風物詩「花火」について、南九州市川辺町上山田にあります「六葉煙火」にお邪魔して伺いました
花火の工場ってどんな風になってるか知ってますか??
事務所などもありますが、花火を保管する「煙火火薬庫」という倉庫があり、その周りは分厚い壁や土壁があり、上には有刺鉄線がしかも、入り口から直接中の建物は見えないようになっているんです
〈青い屋根の建物が倉庫です〉
これは、もしも爆発した時の事を考えて設計されているもので、とにかく厳重に保管されています
花火は1年かけて作られ、夏を過ぎたらすぐに来年の準備に取り掛かります薬品配合、星掛、装てん作業、玉皮貼りなど、様々な工程を経て、今の時期は点火するための導火線を固定するなどの作業をしています
1日何百個もしますが、「命に関わる作業だから単純作業だけど気を抜けない」と話していました夏の過酷な作業で、古閑さんは約15キロも痩せるそうです
ちなみに、大きな花火として「3尺玉」を上げる時もあり、直径600mくらいの花が開き、桜島の半分くらいの大きさがあるそうです玉のときの状態でも直径約90センチほどあり、打ち上げる筒は4mで、数トンあるんだそうです
大きいですね
1尺玉を持たせてもらったんですが、30センチで15~20キロほどかなり重いです
こういう花火を「綺麗だな~」と見る事が出来るのが嬉しいですが、職人さんたちならではの花火の見方があります「座り」という「打ちあがった後に一瞬止まったように見える時間」があるそうですが、それが長いほうがいいんだそうです
さすがに「一瞬だから、職人じゃないと分からない」という話をしていましたが、みなさんもちょっと気にしてみてください
ちなみに…、サマーナイトの花火では「五輪マーク」の花火や国立公園に指定された霧島周辺の自然(海、森、桜島)を花火で再現するんだそうです
ぜひご期待ください
<一尺玉!…お、重たい…!>
一尺玉のずっしりと詰まった重さにびっくりしっかりと両手で持たなければ重さに負けそうでした
みなさんの想いも詰まっているのでしょうね
7・8月はお祭りが多くて打ち上げにお忙しいそうですが、今週末だけでも志布志や日南など、12の夏祭りに花火を出されるそうです大きなお祭りでも小さなお祭りでも気持ちは変わらず、どの花火も妥協無く、気持ちをこめて作っていらっしゃいます
子ども達から年配の方たちまで幅広くみんなが楽しみにしていて大好きな花火時々、音に驚いて泣いてしまう子どももいるそうですが、私たちをハッピーにしてくれますよね
これから見る機会の増える花火楽しみですね