うんちの行方は!?
〈県環境技術協会の山村直美さんと、盛山治美さん〉
「2011年 うんちの旅」ってご存知ですか?今週末12日(土)、13日(日)に行われる”うんちを考えるイベント”で、初日は平川動物公園でトラ、ゾウ、キリン、コアラの糞をそれぞれ比べて違いを観察し、2日目は、その排泄物がどうやって自然界を循環しているのか考える「うんちの旅」をするイベントです
予約制でほぼ満員になってしまっているので、「次の会を楽しみにしていてください」という事ですが、せっかくこのブログを見てくださっているみなさんのために、ちょっとその内容をお伝えします
トラは肉食なので、糞は臭いもかなりあり、骨も出てくるそうですキリンは何度も咀嚼(噛んで細かくすること)をするので、結構しっかり消化されているそうです
コアラはユーカリの臭いがするそうですよ
そしてゾウは、繊維質が約60%も残った状態で出てくるんです
そこでゾウの糞を利用して「紙」を作りました
これも実際のイベントの2日目で体験できますが、まず、山村さんや盛山さんがゾウのうんちを重曹なども使って綺麗にしたものを、牛乳パックから取り出したパルプと混ぜ、すいて紙を作ります
〈右上が綺麗にしたゾウの糞、まん中上がパルプ、左上が混ぜたもの、下はその紙で作ったカレンダーです〉
ではすいて行きましょう
しっかり水気を切って…
タオルにはさみます
試しに臭いを嗅いで見ると…
ちょっと臭いがすると聞いていたので笑ってしまいましたが、ほとんど臭いはしませんでした
その後はアイロンでしっかり乾かして完成です
和紙のようで、趣のある紙に仕上がりました臭いもしなくてびっくり
こんな風に葉っぱを貼ったりしてカレンダーにするとステキですよね
まさかこれがゾウのうんちから出来ているとは…。
蔵薗さんも挑戦
いい具合に仕上がりました
うんちって敬遠しがちだと思いますが、生命の営みの中でどう循環しているのか考える事って大事ですよね