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2017年3月

2017年3月26日 (日)

一人暮らしの冷蔵庫には? ~松木スポーツ食堂「KAGO食」~

Homestandbyhtdocs_toolimgconvertjpg(ご自身の経験も交えながら、長島未央子さんに具体的なお話を伺いました!)

 

3月の「松木スポーツ食堂・KAGO食」は、新生活が始まる今、知っておいてもらいたい「食生活」に関する知識を、この食堂の運営を「お手伝い」頂いている(笑)、KAGO食スポーツ代表で鹿屋体大で教壇に立つ長島未央子さんに伺いました。

 

Q>アスリートの場合は、特に「食」の面が大事ですよね?

「食」は身体作りに直結するので、半年くらいでも、余計な体重増加や減少があるとケガの発症やパフォーマンスの低下につながります。大学生活の4年間は長いようですが、スタートが上手くいかないと、意外にあっという間に4年が過ぎてしまいますので、注意が必要です。

実は私も体育大生だったのですが、入学当初、栄養の専門的知識は既に持っていたにも関わらず、うどんやパンなど簡単に食べられて、さらにお腹が満たされるものを中心に食事をしていた時期がありました。
血液検査をすると…タンパク質が不足しており、そのままトレーニングすると貧血になってしまう状況でした。
これではまずい!とタンパク質や野菜を積極的に摂るようにしました。

このような状況は、限られた「予算」の中で食事を準備しなければならない学生アスリートの「あるある」なんです。


そこで!ひとり暮らしの学生さんにお役立ちの常備品を紹介します!

 

①納豆・豆腐・ヨーグルト・チーズ・魚肉ソーセージ
 これらは保存が効くので、ある程度まとめ買いしておくと便利です。
 さらに、特に調理の必要がなくタンパク質が摂れる食材になります。

 

②ツナやサバの味噌煮などの缶詰
 ツナはパンに挟んだり、サラダや卵焼きに加えたり、
 サバの味噌煮缶はそのまま食べても良いですが、鍋をした翌日に
 野菜の余りと一緒に煮て食べても美味しいです。
 既に味がついている缶詰なので、調味料を加える必要無しです!

 

③特に調理しなくても食べられる野菜(レタス、キャベツ、トマト等)
 調理をしなくて食べられることで、ハードルが下がるのではないかと
 思います。ただ、そればかりだと偏るので、少しずつ他の使いやすい
 野菜をチョイスしてはどうでしょうか?
 例えば、小松菜・ニラは栄養価も高く、スープから炒め物まで幅広く
 使えます。ニラは、はさみで切ってスープに入れたり、手で千切ったり
 しても良いですし(笑)!

 学生は、まな板などの洗い物が嫌だ!というのも「あるある」なので、
 手間が掛からない調理方法を考え、素材を選ぶのもポイントになる
 と思います。

 

Q>この考え方は、アスリート以外の一人暮らしの方にも大切ですね。

運動している、していないに関わらず、一人暮らしの学生も、社会人の方も、それぞれの立場で良いパフォーマンスを発揮しなければいけないという事に変わりはありませんので、「食」の面から整えて欲しいですね。

 

お話を伺いながら、私も!自分の「食生活」を振り返ってみました。
ひとり暮らしの中では、なかなか意識しないことばかり。
ちょっとした工夫で「食」の面から自分を支えられるんだなと思いました。
きょうから、実践してみませんか?

2017年3月12日 (日)

「鹿屋の青い空」 Story 3 シーズン開幕を前に

Homestandbyhtdocs_toolimgconvertj_3(高宮GMがご来店! これからのサイクリングシーズンが楽しみになりました!)

 

いよいよシーズンインを迎えるプロスポーツ。自転車競技も例外ではありません。

おおすみ・鹿屋から世界を目指す自転車のプロチーム・シエルブルー鹿屋の高宮正嗣GMにお話を聞きました。

 

Q.自転車の世界で「シーズンイン」を迎える、初戦というのは?

今シーズンは、4月に香港で行われる「世界選手権」がシーズン開幕戦になるのですが、とても緊張しています。チームとして、どういう滑り出しになるのか?でシーズンの流れも見えてくるので、選手を良い状態で送り出せればと思っています。

シーズンインは毎年来るものですが、毎回、気持ちが引き締まります。
自分の中でも「今年も始まるんだ。やらせてもらえるんだ。」という気持ちになりますし、冬を中心に1年間やってきたことや努力してきたことを、ファンの皆さんたちにある意味「お披露目」するのがシーズンイン・開幕戦だと思っているからです。

 

Q.出場する 上野(うわの)選手の調子はどうですか?

実は、ちょうど今日(3月12日)、静岡で行われる国内事前合宿に送り出したところで、苦しい時期も乗り越えてその合宿に入ることが出来たと思います。ギュっギュっとかたく握手をしたときに「大丈夫だ!目標に向けて頑張れる!」と思いました(笑)。

 

Q.チームではサイクリングイベントも開催していくんですよね?

自転車競技は一般道路も使わせて頂くので、皆さんに「自転車競技はどんなものなのか?」「競技用自転車はこれだけ軽いんですよ」ということなど、知ってもらうことが大事だと思い活動しています。

19日には国鉄・大隅線廃線から30年の節目のサイクリング大会を開催します。
初心者や「大隅線、懐かしい~。」と感じる年配の方も多いので、エントリーして下さい。

自転車は、エコな乗り物であり、体力向上に繋がる乗り物であると同時に、車などでは感じることが難しい「風を切る喜び」がありますし、街の細かいところにも気づける速度感や気持ち良さを感じてもらえたらと思います。

 

これからやってくる本格的な春は、風も日差しも心地が良いですよね。
そんなときにサイクリングに出掛けてみませんか?

シエルブルー鹿屋やサイクリングイベントの情報はこちらから!

2017年3月 5日 (日)

優勝してもなお・・・「同じ土俵で戦いたかった」。

Homestandbyhtdocs_toolimgconvertj_5(緊張のスタートの瞬間!)

3月5日(日)に、鹿児島市街地から姶良市重富を折り返す42.195kmで争われた「鹿児島マラソン2017」。8.9Kmのファンランも含めると、県内外から約12000人のランナーが参加しました。

そのレースの先頭で優勝争いを繰り広げたのが、実業団所属の招待選手ら5人です。

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この中に、特別なライバル関係を持った選手がいました。
鹿児島城西AC所属の飛松佑輔選手と、京セラ鹿児島所属の中村高洋選手です。(上記写真の左端が中村選手・中央が飛松選手)

県下一周駅伝でも活躍する2人は、今シーズン3度、互いのタイムが比べられる大きな大会がありました。去年12月の福岡国際マラソンと、先月の県下一周駅伝の1日目と5日目で、同じ区間を走ったとき。いずれも中村選手がタイムでは上回り、言わば「3勝」・・・飛松選手はこの鹿児島マラソンでの雪辱を誓っていました。

 

そんな中、30キロ過ぎのスペシャルボトルを手に取った飛松選手は、ライバルの中村選手に併走し、自分のボトルを渡そうとしたのです。

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(先頭は3人に絞られていた) 

これに中村選手は柔らかい表情で「大丈夫だよ」と答えます。

この瞬間を飛松選手は・・・

「きょうは、同じ土俵で戦うことが出来なかったので、せめてボトルだけでもと思って・・・最後まで中村さんと争いたいという気持ちがあったので、給水してもらおうと思ったんです。」

実は、一般参加の中村選手は、飛松選手よりも後方の集団の中からスタートせねばならず、スタートダッシュで体力を消耗します。しかも、招待選手だけに認められるスペシャルドリンクを入れたボトルを置くことも出来ないのです。

この状況を思い、レース終盤の「厳しくなる」前にスペシャルドリンクを勧めた飛松選手。アスリートの素晴らしさを感じた瞬間でした。
しかも、この後2人が実業団選手を突き放してリードを築くのですが、そのシーンでは・・・

「中村さんが声を掛けてくれて・・・「二人だけになったね」と。自分も、「ですね」と会話しました。」

まるで、優勝をかけた「共闘」とでも言うような展開。

 

その後、去年、同じくらいの距離のときに先頭を譲り優勝できなかった悔しさと、レース前から「中村選手に勝ちたい」という思いを目標にしていた飛松選手が抜け出しました。

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飛松選手は、自己ベストタイムを縮める2時間15分32秒(速報値)でフィニッシュ。去年のチャンピオン・旭化成の吉村選手の出した記録を越える大会新記録での優勝となりました。 

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レース後のインタビューでも「優勝はしたのですが・・・ライバルの中村選手と同じ土俵で戦って決めたかった」と話した飛松選手。

アスリートの「気持ち」のドラマに、これからの活躍が益々楽しみになりました。