2009年3月28日 (土)

#104 元祖横川げたんは

Uma0903281 <元祖横川げたんは>

製造: 香房夢はな(霧島市横川町)

販売: JR大隅横川駅(霧島市横川町)で、土日限定販売。限定30箱。

価格: 5個入り 600円

お問い合わせ: 0995-72-0145

   

 

 最終回は、このコーナーでも多く取り上げたお菓子を!!という事で、黒砂糖の風味が懐かしい郷土のお菓子「げたんは」のご紹介です。その名も「元祖横川げたんは」。これを作るのは、霧島市横川町の香房夢はなのお2人。代表の福島年子さん、メンバーの志水ヒロ子さんにお話を伺いました。今から5年前、横川町で開かれたイベントがきっかけで生まれたこの商品。食生活改善推進員のみなさんが中心となって作られました。以来、イベントが行なわれる際に地元の皆さんに振舞ったところ大好評!食生活改善推進員のメンバーのお二人が商品化。3月22日、販売に至りました。

 実は、横川町は国鉄肥薩線が開通する明治36年までは、付近一帯お米の集荷場だったそうなんです。町には荷馬車や、人でにぎわっていたのだとか。その際、地元のお菓子屋さんがお茶うけ菓子として作っていたのが、このげたんは。横川町が発祥といわれているそうです。当時は、「横川菓子」、一銭で売られていた事から「一銭菓子」、「三角菓子」と呼ばれ、親しまれていたようです。昔はオーブンがない時代。当時は、備長炭のように質の良い炭を使い、ピザ釜のような石釜で焼いていたそうです。

 Uma0903282

 昔ながらのげたんはをと始まった商品作り。しかし再現しようにもレシピが当然の残っていませんでした。そこで、当時げたんはを作る様子を見たことがある、食べた事があるという方を探し、お話をお聞きしながら、その方の舌の記憶を頼りに、分量を少しずつ調整していって、ようやくたどり着いた明治の味なんです。材料はシンプル。喜界町産の黒砂糖、小麦粉、ふくらし粉。黒砂糖の味が優しい、素朴な味です。また少しかためなのも特徴。昔のげたんはは少しかためだったようです。歯ごたえもあって、食べ応えもあります。きっと昔の人達も、このげたんはで元気をもらって、またお仕事に励んでいたんでしょうね~。

 材料に加える水の分量、これが作る上で大切なポイント。水の量が多いとふくれ菓子のようになってしまうし、少ないとクッキーのようにかたくなってしまう・・・。かたくもなく柔らかくもない、程よい食感にこだわりました。

 鹿児島の味、「げたんは」。明治時代に想いを馳せながら一口食べれば、懐かしい気持ちになれる、ふるさとの味です。

#103 ぶりほれあげ

Uma0903211 <ぶりほれあげ>

製造: 大田水産(阿久根市)

販売: 道の駅阿久根(阿久根市)

価格: 5個入り 450円

お問い合わせ: 0996-73-1235

※遠方の方、電話・FAXでの注文も出来るそうです。

 

 

 ふるさとの味、みなさんお馴染みのさつまあげのご紹介なんですが、ただのさつまあげではありません!何と、長島町産のぶりを使った、ぶりのつけあげ「ぶりほれあげ」をご紹介します。これを作るのは、阿久根市の大田水産です。お話は、社長の大田正彦さんです。長島町産のぶりのおいしさに、社長が惚れこんで作ったという「ぶりほれあげ」。昨年10月に販売が始まりました。ぶりを加工する際に出てくる、三枚おろしにした後の中骨の落とし身。これまでは、肥料や飼料に使われていたそうなんですが、これはもったいない!美味しく食べられる方法はないかと考えられたのが、この商品です。種類は3種類、ぶりのさつまあげに、あおさ入りとエビマヨネーズ入りです。

 数時間前までは海を泳いでいたぶりをすぐ加工して、手早くすりみにしていきます。落とし身を食べさせて頂いたのですが、とにかく甘くて、脂がのっていて、身が新鮮なのでプリプリとしていて、正直さつまあげにするのはもったいないな~と思う程・・・(笑)

 

Uma0903212脂のたっぷりのった長島町産のぶり。開発の段階で、実はこのぶりの「脂」が、さつまあげを作りにくくしていたようなんです。脂が多いと、すり身に粘りがなくなり、食感がなくなる・・・、逆に脂が少なすぎるとパサパサしたり、ぶりのうまみが飛んでしまう・・・。そこで遠心分離機にかけて、脂の量を見た目や実際に触ってみた食感を確かめながら、程よい量の脂を見つけていったそうです。この脂をどうするか・・・、ここが商品化へのポイントだったようです。

 そうやって出来上がった「ぶりほれあげ」は、ふっくらとしていて食感も良く、また鹿児島らしい甘めの味付けに、お魚の味がしっかりとして、手作りの温かい味です。お魚が苦手な子供達にも喜ばれそうなさつまあげです。少しいびつな形も、作り手さんのぬくもりが伝わる、昔懐かしい故郷の味です。

2009年3月19日 (木)

#102 たけのこご飯の素

<たけのこご飯の素>

製造: タケマン(出水市高尾野町)

販売: タケマン(電話・FAX・インターネットでのご注文を。)

価格: 3合炊き用が2個入り 1800円

お問い合わせ: 0996-82-0671

Uma0903141  春の味覚「たけのこ」を使った「たけのこご飯の素」をご紹介します。これを作るのは、出水市高尾野町に本社・工場を構える、タケマンです。お話を伺ったのは、社長の中村一孝さんと、工場長の中村一彦さんです。創業42年、たけのこを専門に扱い、たけのこの水煮など多くのたけのこ加工品を手掛ける会社です。また、たけのこの水煮は、もう20年以上宮内庁に納めていらっしゃるそうですよ。

 そんな自慢のたけのこ。タケマンで扱うたけのこは、全て出水や阿久根といった地元産のたけのこ。朝掘りのたけのこをすぐに工場へ運び、手早く加工します。「たけのこは魚と一緒、掘ったらなるべく早く水煮をする・・・。鮮度がおいしさのポイントです。」・・・と話す社長の中村さん。これがタケマンのこだわりなのだとか。また、タケマンの水煮は、茹でるのではなく蒸気を使って蒸していきます。これもタケマンのたけのこの特徴。加熱時間をできるだけ短くして、たけのこ独特の風味と食感を守っています。

Uma0903142  独自の方法で作られた水煮を使って、1年半前に作られたのが、「たけのこご飯の素」です。商品の箱を開けると、短冊切りされたたけのこの水煮と、自家製のしょうゆ味のたれが入っています。これを、ご飯を炊く要領で一緒に炊き上げるというお手軽なもの。主役はあくまでたけのこ、たけのこの風味を邪魔しないように、薄味でとても上品な味付けになっています。炊きあがった後も、たけのこのしゃきしゃきがしっかりと残り、たけのこのさわやかな味も楽しめます。お好みで、人参や鶏肉など具を加えても美味です。

 ちなみに・・・。これからたけのこのシーズン到来!生のたけのこを目にする機会も増えてくると思いますが、生のたけのこの上手な茹で方をお聞きしました。よく米ぬかとか、たかのつめを使うといいなんていわれますが、気軽に水から茹でてもOK!50分ほど茹でたら、お湯をこぼさないでそのまま一晩置くと、あくがぬけ、おいしい水煮ができるそうです。1度お試しあれ~♪

 しゃくしゃくとした旬のたけのこで、春を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?

#101 ビワジャム

<ビワジャム>

製造: 指宿市小牧農産加工組合(指宿市小牧)

販売: 道の駅指宿・指宿市内のホテル、旅館、お土産物屋さんなど

価格: 620円

お問い合わせ: 0993-25-5990

Uma0903071  指宿は篤姫さんゆかりの地。その篤姫さんも大好物だったと言われている「びわ」を使ったおいしいジャムをご紹介します。これを手掛けるのは、指宿市小牧農産加工組合です。お話を伺ったのは、組合長の久保勝美さんです。組合員さんは10名。その全員がびわ農家さんです。・・・というわけで、びわ農家の奥様方が作るビワジャムというわけなんです。

 このジャムの販売が始まったのは、今から19年程前の事。作業で傷が付いてしまったり、表面の産毛が取れて、青果として出荷できなかったもの(規格外のもの)を捨ててしまうのはもったいない、また、びわを1年中食べられる方法はないものかという事から、この加工品が誕生しました。このジャムに使われるびわは、「茂木びわ」という品種。舌触りが滑らかで、甘さの中に程よい酸味があるのが特徴です。指宿のびわは、桜島による灰の影響を受けにくいとあって、とてもきれい!見た目のきれいさと、味の良さから、東京・大阪へも出荷されるのだそうです。

Uma0903072 さて、間もなく訪れる収穫の時期。各農家から規格外になったびわを集めて、お母さん方が1つ1つびわを洗って、皮をむき、種を取って、すりつぶす、1次加工を行います。この1次加工から、加熱、最後のビン詰めまでを丁寧な手作業で行なっていきます。びわは、食べる時に時間が経つと色が黒っぽくなってしまいますよね?ジャムに加工するときも一緒。時間がかかったり、加熱の際に温度が上がりすぎると、変色の原因となります。さらに、びわの風味も飛んでしまい、味にも影響が及んでしまうのです。失敗を重ねてようやくたどり着いた独自の加工方法。熱の加え方・・・、ここがおいしさのポイントのようです。

 出来上がったジャムは生のびわそのものの鮮やかなオレンジ色。食べると鼻をす~っと抜けるびわの甘い香りに感動します。パンにはもちろん、ヨーグルトソースにもぴったり!大事に大事に育てられたびわを使ったビワジャム。1口食べると元気が沸いてくる、そんな逸品です♪

2009年2月28日 (土)

#100 帖佐人形

Uma0902281 <帖佐人形>

製造: 帖佐人形窯元(姶良郡姶良町西餅田)

販売: 帖佐人形窯元・鹿児島ブランドショップなど

価格: 1000~20000円(大きさによります。)

お問い合わせ: 0995-65-3022

 記念すべき、イオンかごうまっ探検隊100回目は、鹿児島県の伝統的工芸品にも指定されている「帖佐人形」のご紹介です。これを作るのは、姶良郡姶良町に工房を構える職人さん、折田貴子さんです。およそ400年の歴史を持つと言われる帖佐人形。歴史は諸説あるようですが、文禄慶長の朝鮮出兵の際、島津義弘公が朝鮮から陶工を連れて帰ってきます。その陶工達は、当時の帖佐村で焼き物を作り始めるのですが、一方で、故郷への想いを募らせて、自分達への慰みとして、故郷へ残してきた犬を作ったのがその始まりといわれているそうです。その後、武士の内職として受け継がれました。当時は40もの窯元があった帖佐人形も、太平洋戦争の前後に途絶えます。それを昭和40年、折田さんのおじいさまが、町役場を退職後に復活!現在はおじいさまの意志を継ぎ、日々帖佐人形を作り続けています。

Uma0902282

 子供の健やかな成長を願って、桃の節句や端午の節句にも贈られるという帖佐人形。赤・青・緑ととても色鮮やかなお人形です。手にとると、なんともしっくりとくる温かな感触です。この帖佐人形の素朴な表情を生む土、それは「かまつち」と呼ばれる、地元帖佐の土です。畑を2mほど掘るとかまつちの層が出てくるのですが、これを自宅へ持ち帰り、自宅の庭に穴を掘ってそこに入れて置くのだとか。こうする事で、土がなれて、発酵をし、いい粘土になっていくのだそうです。それをさらに石臼に入れ、水を少しずつ加えながら、お餅をつくようについたもの・・・、これが材料の粘土になります。普通のものに比べれば粗い粘土ですが、温かみのある表情はここから生まれるようです。

 前半身と後ろ半身の2つに分かれた型に、粘土を指で押し込んでいくのですが、この作業は職人さんの技の光るところ・・・。大小様々な大きさがありますが、その人形の大きさに応じた厚みというのがあって、厚すぎると重くなるし、薄すぎると焼く際に割れてしまうのだとか。親指に伝わってくるわずかな感覚で、厚いか薄いかが分かるようになってきたそうです。

 これを乾燥させ、850℃で8時間焼き、色止めの下地を塗り、絵の具で絵を描きいれ、最後に目を入れて完成。3ヶ月以上も時間を要する、職人さんの手仕事です。素朴な表情の中に華やかさのある帖佐人形。手から温もりが伝わる、心安らぐ工芸品です。

#99 桜島ぶり大根

Uma0902211 <桜島ぶり大根>

製造: 藤崎商事(鹿児島市南栄)

販売: イオン鹿児島ショッピングセンター・鹿児島ブランドショップなど

価格: 450g 735円

お問い合わせ: 099-269-5310

 12月から2月にかけてが収穫時期。重さが15~20kgもある桜島の特産野菜といえば「桜島大根」!桜島でとれる桜島大根にこだわって作るぶり大根「桜島ぶり大根」をご紹介します。これを作るのは、鹿児島市南栄に本社・工場を構えるお漬物屋さん、藤崎商事です。お話を伺ったのは、代表取締役で3代目の藤崎茂実さんです。

 桜島で作られる鹿児島の伝統野菜、桜島大根の栽培や文化を残していきたいとの想いから、3年前に誕生した商品です。この商品、契約農家さんが一生懸命作ってくださる桜島大根と、鹿児島県産の脂ののったぶりを使っており、黒糖を使って煮た、しょうゆベースの甘口の味付けです。

 桜島大根をカットする、下準備の様子を見せていただきました。バンドソーと呼ばれる大きなカッターで厚さ3cmに輪切り、それを今度は人の手によって刃の長い包丁を使ってピザをカットするように、扇型に切っていきます。桜島大根の特徴でもありますが、水分がとても多く、切るごとに水分があふれ、大根とは明らかに違う、フルーツにも似た爽やかな香りに包まれていました。また、面取りをしなくても煮くずれする事なく、どんどん味が染み込んでいって、ぶりのおいしさがたっぷり詰まったおいしい大根になるのだそうです。

 「いい原料からでないと、いい商品はできない。」・・・藤崎さんは原料にこだわります。大根自体が元々大きな大根、どうしても中に「す」が入りやすくなってしまいます。すが入ると中がスポンジのようにスカスカ。もちろん食感も悪くなってしまいます。よりよい桜島大根作りを目指して、契約農家の皆さんと密にコミュニケーションをとりながら、日々研究をしていらっしゃるとの事・・・。農家の皆さんと力を合わせて作る商品なんです。

 長年お漬物を通して、鹿児島の伝統野菜に触れてきたからこそ生まれた商品なのかもしれませんね・・・。甘口の味付けが懐かしい、昔ながらの鹿児島の味。県内はもちろん、県外にお客様にも大変喜ばれている逸品です。

2009年2月14日 (土)

#98 サツマジェンヌ篤姫ショコラ

Uma0902141 <サツマジェンヌ篤姫ショコラ>

製造: 風月堂(鹿児島市上福元町)

販売: 風月堂本店(鹿児島市上福元町)・鹿児島空港売店など

価格: 6個入り 840円

お問い合わせ: 099-268-4161

 

篤姫のように、薩摩の誇り高き心を受け継ぐ女性、明るくて元気な鹿児島の女性をイメージして名付けられた「サツマジェンヌ篤姫ショコラ」。ちょっと珍しい、紫いもを使ったショコラです。これを作るのは、創業90年、鹿児島市上福元町に本社・工場を構える「風月堂」です。お話を伺ったのは、この商品の生みの親、代表取締役の馬場甚史朗さんです。昨年誕生したこの商品、馬場さんがお仕事先で出会った、フランスのショコラティエさんとの出会いをきっかけに、自らチョコレートの勉強を開始・・・。商品の発売に至りました。

Uma0902142

 この商品は、紫いものあんこをチョコレートでコーティングして、パウダーをかけたトリュフといった感じ。ビターなココアパウダーをかけたもの、紫いもとホワイトチョコのミックスパウダーをかけたもの、鹿児島県産知覧茶の煎茶パウダーをかけたものと、色も鮮やかに3種類あります。

 この商品の主役は、なんといっても色鮮やかな紫いも。種子島にルーツをもつ昔からある在来種「一吉紫いも」を使用しています。種子島・西之表にある自社農園で作られるこのさつまいもは、糖度が9度以上!また、ポリフェノールも豊富に含まれているという事で、栄養もタップリなのだとか・・・。そんな紫いもを使ったあんこは、風月堂が誇る、熟練した和菓子職人さんが、ジェンヌ専用のあんこを練り上げます。チョコレートと紫いもあんとの甘さのバランス、かたさ、食感・・・、どの程度水分を飛ばすのかが、大きなポイントです。和菓子職人さんがつきっきりで練り続ける事1時間以上・・・。ようやくあんこの完成です。ここからは洋菓子職人さんにバトンタッチ!チョコレートを何層にもコーティングしていって、パウダーをかけてやっと完成です。

 そうやって、手間と時間をかけて出来上がったさつまいもとチョコレートのコラボレーションは、意外なほどに相性ばっちり!和菓子のような洋菓子です。まるで焼き芋を食べているかのようなほくほく感と、紫芋のあくまで自然な甘みが、1つ2つとついつい手が出るおいしさです。甘いのが苦手な男性の方にもおすすめです。鹿児島ならではのチョコレート、サツマジェンヌ。おすすめです。

2009年2月 7日 (土)

#97 じいのネーブル

Uma0902072 <じいのネーブル>

製造: 野田郷柑橘生産同志会(出水郡野田町)

販売: 野田郷むらおこし屋(出水郡野田町)・鹿児島ブランドショップ(鹿児島市)

価格: 1本130円

お問い合わせ: 0996-84-2134

 ネーブルの里、出水郡野田町で作られているネーブルジュースをご紹介します。お話を伺ったのは、このジュースを手掛ける、野田郷柑橘生産同志会のメンバーのお1人、田上政弘さん・時子さんご夫妻です。完熟ネーブルを使った、酸味と甘みが絶妙なバランスのさわやかなネーブルジュース。このジュースには、かわいらしい名前が付いています。その名も「じいのネーブル」。この名前にもなっているじいとは、地元野田町で30年近くネーブルを作っている、角 敬隆さん。自然農法にこだわって育てる角さんのネーブルは、土作りからこだわり、米ぬか・木酢といった肥料を使用し、減農薬でおいしいネーブルを作っています。

 それまで青果一筋でやってきた角さんがネーブルジュースを手掛けるようになったのは、10年程前。日頃から、味はおいしいにに、見た目が悪いだけで廃棄処分されてしまうネーブルを見て、何とか違う形でネーブルを味わえないかという事で生まれたのが、このジュースです。また、皮のかたさから、むきにくいと敬遠されがちなネーブルを気軽に味わえるようにとの想いも重なり、誕生に至ったそうです。

Uma0902071

そんな角さんのネーブルへの熱い想いを知り、いつしか角さんの農園でお手伝いをされていた方や、ご近所の方、またそのお友達などが集まり、このジュース作りが始まったそうです。そのジュース作りは、実に丁寧な手作業で作られています。ネーブルを洗って、お湯につけ、皮を柔らかくしたところで、皮むき。果肉を搾って果汁を集め、殺菌消毒したものを冷やし、加工して、缶詰め・・・商品になります。全てが手作りです。その工程の中でも、皆さんが1番気を使う作業があります。それは、あくぬきです。火をかけながら80℃の温度をキープしながら、あくをおたまでひたすらすくっていきます。このあくをとらなければ、苦味が強くなってしまったり、飲んだ時の喉越しが悪くなってしまうのだとか・・・。地道な作業の繰り返しです。

 そうやってできたネーブルジュースは、くせがなく甘さは控えめ。ネーブル独特の苦味も少しだけ加わりさわやかなお味です。1本のジュースから広がる人の輪も温かい、優しいジュースでした。

#96 長島クノーデル

Uma0901312 <長島クノーデル>

製造: サンレディながしま加工組合(出水郡長島町指江)

販売: 道の駅長島(出水郡長島町)

価格: 5個入り350円

お問い合わせ: 0996-88-6121

  

 

出水郡長島町の特産「赤土バレイショ」を使った「長島クノーデル」という商品をご紹介します。さて、クノーデルってあまり聞きなれない言葉だと思いますが、お聞きしたところによると、ドイツ語で、塊・団子といった意味があるそうで、これは、ドイツの家庭料理のドイツ風コロッケの事なのだそうです。これを手掛けるのは、出水郡長島町のサンレディながしま加工組合の8名のお母さん方です。お話を伺ったのは、代表の赤瀬栄子さんです。

 どのあたりがドイツ風コロッケなのか・・・それは切った時の断面に特徴があります。地元産の赤土バレイショをつぶしたものの中に、鶏ひき肉・人参・玉ねぎ・インゲンを醤油ベースで甘辛く炒め煮した具を肉団子状にして包んで、パン粉をつけて揚げたものです。ピロシキ風といった感じでしょうか?5年程前に誕生したこの商品、特産の赤土バレイショを使って、どこにもないちょっと変わったものを作れないかという事から生まれた商品です。

Uma0901311

 ・・・実は、このクノーデルの主役の赤土バレイショも、お母さん方の手作り!安心安全なジャガイモをと、加工所の近くの畑を借りて、お母さん方はもちろんの事、そのご家族も一緒になって、野菜作りに励んでいます。今は、抑制ジャガイモの収穫に時期。今年もほくほくして柔らかくおいしいじゃがいもができたそうです。

 そんなおいしい自慢のじゃがいもを使って作るクノーデル、特徴はなんといってもその食感!じゃがいもがまるでクリームコロッケのように柔らかく、クリーミーなんです。スキムミルク・塩・砂糖といった調味量で下味をつけ、それを餡練り機(お菓子屋さんによく置いてありますよね・・・。)で、何と30分もかけて、火をかけながら練り続けます。こうする事で、じゃがいもの粒々を残すこと無く、なめらかなじゃがいもペーストを作りあげていきます。

 揚げたてはもちろんの事、冷めてもおいしいのが長島クノーデルのいいところ!ほわほわの食感にちょっと甘口な味付け。おかずはもちろん、おやつにもぴったりな、やさしい味です。赤土ばれいしょのおいしさがよ~く分かる優しい味の長島クノーデル。お母さん達の温かい気持ちが伝わってくるような、そんな逸品です。

2009年1月24日 (土)

#95 鹿屋海軍航空カレー

Uma0901241 <鹿屋海軍航空カレー>

製造: 鹿屋大隅地域おこし公社(鹿屋市)

販売: リナシティかのや1階物産コーナー・鹿屋市観光物産総合センター(鹿屋市)・県特産品協会・空港売店など。

価格: 黒毛和牛カレー・黒豚カレーの2種類。1つ380円

お問い合わせ: 0994-42-1820

※地方発送もして下さいます。お問い合わせ下さい!

 鹿児島産のきもつき黒毛和牛や、鹿児島産の黒豚を使ったレトルトタイプの「カレー」をご紹介します。でも、ただのカレーではありません!その名は、「鹿屋海軍航空カレー」!鹿屋の海上自衛隊で食べられている伝統のカレーなんです。これを販売する、鹿屋大隅地域おこし公社にお邪魔しました。お話を伺ったのは、代表取締役の西中建司さんです。

 6年前に発売をしたこのカレーは、地元のお客様はもちろんの事、自衛隊関係者の皆さんにも、なつかしい味だと好評なのだそうです。さて、海軍カレーという名前が付いていますが、海上自衛隊とカレー・・・、そこには、深~いつながりがありました。お聞きしたところによると、全国の海上自衛隊では、毎週金曜日はカレーの日なのだとか。海上に出ていると、曜日感覚が分からなくなってしまうという事で、金曜日にカレーを食べる事で1週間の区切りも出来る・・・という訳です。ちなみに、体力勝負の隊員さんたち。カレーライスだけでは補えない栄養を摂るため、カレーライスには、牛乳・サラダ・ゆで卵といったメニューを加え、これが定番の献立になっているようです。また、各艦艇・部隊によって隠し味もそれぞれ。インスタントコーヒーや赤ワインとそれぞれのようですが、それぞれが伝統の味を守り続けています。

 そんな伝統の味を、皆さんにも味わってほしいと、レトルトタイプのカレーとして生まれたこのカレー。商品開発の際は、海上自衛隊の料理長さん自ら製造工場に出向き、実際の味を出そうと指導して頂きながら、試作を重ねてやっと生まれた努力の結晶です。また、パッケージにもこだわり、ゼロ戦の写真などを提供してもらうなど、海上自衛隊の全面協力をもらいながら完成しました。味は、お肉の味がしっかりとしていて、マイルドで、昔なつかしい味。ちょっと酸味もあって、フルーティな、子供さんも喜びそうなカレーです。じゃがいも・人参・玉ねぎと具もたっぷり。食べ応えもあります。

 鹿屋のカンパチや地鶏などを使って、海軍カレーの第3弾を作りたいと話す西中さん。新しい商品の誕生を楽しみにしています。隊員さんの元気の素「海軍カレー」。食べると元気いっぱいになれる、そんなカレーです。