自分の居場所、頴娃町。
5年目の九州情熱人。この5年で72人の情熱人をご紹介してきました。
今週は先週に引き続き、これまでにご紹介した方の“その後”のご紹介。
今回は2014年6月10日のOAでご出演頂いた、
南九州市頴娃町の「NPO法人頴娃おこそ会」観光プロジェクトリーダー
加藤潤さんの“その後”を取材して来ました。
埼玉県出身。タツノオトシゴの観光養殖場「タツノオトシゴハウス」の経営をする為に、
6年前にIターンした加藤さん。
< 2年前の放送では・・・ >
「頴娃町は良い所なのにどうして通過点になっているんだ。もっと人を呼びたい!」と、
観光プロジェクトリーダーとして地域の皆さんと、
( まだ当時は無名だった )番所鼻公園や釜蓋神社周辺の整備や観光マップを制作。
こういった活動が実を結び見事!頴娃町は観光雑誌に掲載されるようになって、
年々観光地として盛り上がってきているんですよーとご紹介しました。
今回まずは、私も聞いて嬉しかったこのご報告から!
「前回の取材から半年後くらいかな。
総務省に地域を盛り上げようと頑張っているところを表彰する制度があって、
総務大臣賞を受賞しました。ありがたいことです。」
「総務省過疎地域自立活性化優良事例表彰 総務大臣賞」受賞。
この受賞は加藤さんもそうですが、地域の皆さんも大喜びだったとのこと!
改めて本当におめでとうございます!
さて、受賞後の今も加藤さんの活動は続いています。
その内容はこの2年で「観光」だけではなく、更に広がりをみせていると言います。
「最近、活動が観光というより“街づくり”になりつつある。
(例えば、農業との連携や、商店街の活用、空き家の再生など)
観光客は確実に増えた。ただそれだけではなくて、最近は移住者も。
居住につながるような人のつながりが増えた気がする。」
観光客だけじゃなくて、移住者やUターン者から声がかかるというこの状況。
これはやっぱりIターン者の加藤さんが地域に入って、
楽しそうに活動している姿があるからだと思いました。
また、時間の都合で詳しくOAでご紹介できませんでしたが、
上記にある“農業との連携”、“商店街の活用”、“空き家の再生”といった活動も面白い!
実際に今回案内して頂いた、地域の皆さんと再生した築100年の古民家「塩や、」
【 改装前 】
【 改装後 】
地元の皆さんとの片付けから始まり、学生の手も借りてみんなで改装したとのこと。
( ちなみに「塩や、」というこの屋号。由来は元々塩を売っている塩屋さんだったから。
こういった活動が今後も続くように屋号は「、」で締めくくられているとのこと。 )
ここがまた素敵な場所!空間自体もそうなんですが・・・
この場所は今、ツアー客や、全国・海外から来る視察団の受け入れ場所になったり、
イベント会場にもなったりしているそうです。
本当に今頴娃町には色んなかたちで人が行き交うようになっているのを感じました。
・加藤さんにとって今「頴娃町」はどんな場所に?
「故郷・埼玉への愛着はあるけれど、頴娃町は“第2の故郷”
都会にいたら埋もれていたであろう自分が、ここ頴娃にはちゃんと居場所がある。
活動させてもらってることに本当に感謝!
これからも第2の故郷=頴娃町でしっかりと活動していきたい。」
この2年の間に加藤さんの活動もトークもパワーアップしていました!
次回は、最近お茶農家さん達の活動の拠点として動き出したという「茶や、」へも
連れて行ってもらおうと思います♪