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世界一の技術をより多くの人へ

5年目の九州情熱人。Vol.11

今日は鹿児島の伝統的工芸品「大島紬」に情熱を注ぐ方。

大島紬 秀円

本場大島紬 鹿児島地区 伝統工芸士会 会長 重田茂和さんをご紹介。

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現在56歳。あだ名は“ムッシュ”。

奄美大島生まれですが、

2歳の時に家族で鹿児島市に移り住んだということで言葉はバリバリの鹿児島弁です。

家業だった「大島紬」にご自身も携わるようになって36年。 

「大島紬」というと“染め”とか“織り”とか、仕事を分ける“分業制”をよく耳にしますが、

重田さんは10年前から、自分で糸を染めて、織って、商品に加工して、販売まで、

全てを手がけています。 

それはもう、重田さんの生み出す色の綺麗なこと!

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ピンク、黄色、きみどり、ブルーなど、どれも色鮮やかなんです!

(2歳までしかいなかったけど、幼少の頃、度々帰っていた

奄美大島の自然が元になっている気がするとのこと。納得!)

現在は、着物だけではなく「ストール」をメインに・・・

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バッグやバレッタ、タペストリーなど、新しい作品を作っています。

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・ 常にチャレンジを続ける重田さん、。想いとは?

「かつて大島紬の黄金期があって子供の頃はその恩恵も受けた。

でも今は着物離れが進んでいて、着物業界が先細りになるのは必至。

“大島紬=ファッション”ということでストールも作ってみた。大島紬と出会う入口になれば。

地元でも大島紬を知らない人が増えている中、大島紬の可能性が広がった。

一つのカテゴリーを作ったかなと自分でも思う。」


着物に馴染みの少ない世代はもちろんですが、

着物文化が無い海外にも作品を広めやすくなったそうで、

実際にパリからの注文を受けた事もあるそうです。 

「これからも、もっと世界に向けて発信していきたい」と話していました。ということで、

もちろん重田さんのチャレンジは終わりません!


「着物を着る時はハットとストールが必須。

街で歩いていると、すれ違い際に若い子達にカッコいいねと声をかけられる事も。

着たいなと思ってもらえるように自分で演出していくのも大切だと思う。

大島紬の技術は世界一。

次の代に教えられるうちに早く教えたい。でもまずは自分の足元もしっかりしないと。

日々葛藤。憧れられるような仕事をしたい。」


さすが職人。「死ぬまで現役」とも話していました。

取材中も、普段お会いする時も、重田さんの頭の中はいつも「大島紬」の事でいっぱい。

「この柄、紬で作れないかな」とか、「この色作るにはどうしたらいいかな」とか、

常に頭の中で新しい作品を想像してるんだそうです。

いくつになっても常にチャレンジし続ける姿はカッコいいなと思いました。

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