鹿児島の温泉は最高!
5年目の九州情熱人。
2週目の今日は、全国に4人しかいない「温泉ソムリエ師範」の資格をもつ、
鹿児島市在住の六三四(むさし)さんをご紹介。
(「温泉ソムリエ師範」とは?-温泉ソムリエを育てる講座を自分で開講して認定できる資格)
鹿児島県公衆浴場入浴料金審議会委員、温泉入浴指導員、温泉保養士、
温泉観光士などなど、他にも名刺には温泉にまつわる資格がずらり。
MBCのラジオ・テレビでもお世話になっています!
今や「鹿児島の温泉といえば六三四さん」「六三四さんといえば温泉」とお馴染みですが、
実はちゃんとお話を伺うのは初めてだった私。
取材依頼を快諾して下さったので、やったー!と根掘り葉掘りお話を伺ってきました♪
(ちなみに取材日は「26日(風呂の日)」指定でした。さすが、温泉愛!)
現在、子供達に温泉の魅力や正しい入り方などを教える“浴育の授業”や、
高齢者向けの安心安全な入浴講座など、
鹿児島の温泉の魅力を広めるため、日々様々な活動をしていらっしゃる六三四さん。
どれも大切な活動ですが・・・
中でも特に注目したいのが、六三四さんの活動の原点だという「ホームページ」。
その名も「鹿児島温泉観光課六三四城」
およそ15年前から“個人で運営”しているそうなんですが、
「鹿児島・温泉」のキーワードで検索すると1番にヒット!
それだけ、利用者・アクセス数が多いということになります。
この状況にご自身でも驚いていらっしゃいました。
HPには、場所・泉質・料金・設備などなど、
県内のお湯情報が今日(8/9)現在で「1,033件」掲載されています。
活動始めた当初は、会社員だったという六三四さん。
・そもそもどうして「温泉」に携わるように?
「元々温泉が好きだったとういうのもあるけれど・・・
幼少の頃、祖母が農閑期に川内・高城温泉で湯治をするのについていっていた。
当時は三味線や太鼓が鳴り、賑やかな温泉地だったんだけど、
大人になって行ってみたら、すごく寂しい温泉街になっていた。
昔の賑わいや、泉質の良さを伝えたいと思いホームページを立ち上げた。
昔から物を集めるのが好きだったんです。これがきっかけ。」
ということで、六三四さんの活動は、おばあちゃんとの思い出の
「川内・高城温泉」から、県内全域に広まっていったそうです。
活動を始めておよそ15年。見えてきた課題もあるといいます。
・これからの活動について
「県内の温泉(銭湯)の数が減っている状況。少しでも食い止めたい。
鹿児島の温泉は泉質、数など魅力も沢山あるけれど、歴史が豊富なことも強みだと思う。
2年後の明治維新150年に向けて、偉人の入った温泉でPRしていきたい。
ある程度、温泉の魅力も広まって、温泉の数が減る状況を食い止めることができたら、
将来的には番台に座りたいなあ。」
番台にいる六三四さん。和むだろうなー と思ったのは私だけでは無いはずです(笑)
一日も早く、六三四さんが番台に座れる日がくると良いですけどね。。。
「鹿児島が“本当の温泉県”になって欲しい」とも話していたのも印象的でした。
六三四さんのHPを見て、まだまだ知らない温泉が沢山ありました。贅沢ですね。
正直、数が減っているという状況に衝撃を受けました。
県民一人ひとりが地元の温泉を見つめ直していかないといけません。
中でも「温泉ソムリエ師範」の六三四さんは、重く責任を感じているようにも感じました。
是非、皆さんも、六三四さんをきっかけに、新しい温泉と出会って下さい。
さぁ、温泉に行こう!