ガウンガウン祭
いちき串木野市の深田神社で伝統の「ガウンガウン祭」が行われました。祭りで披露されるのは県の無形民俗文化財に指定されている「田打」と呼ばれる伝統芸能です。住民が太郎と次郎という親子に扮して農作業をする様子を即興で演じ、五穀豊穣を祈ります。牛が逃げ出すなど、ユーモラスを交えた芝居が繰り広げられ、境内は笑いに包まれていました。「田打」はかつては4つの地区の持ち回りで演じられてきましたが、今では2地区のみとなりました。担い手不足が深刻化する中、高齢者の協力をもらいながら、懸命に保存に取り組んでいるということです。
撮影はいちき串木野市のふるさと特派員、楠生恭二さんでした。