トシドン
大晦日の夜、下甑島の各集落では神様の化身とされる「トシドン」が子どものいる家を訪れます。「トシドン」は子どもたちの1年間の行いのうち悪いことは戒め、良いことはほめます。トシドンの迫力に子どもたちは泣きながら「良い子になります」と約束していました。最後は子どもたちに褒美のもちを背負わせて去っていったトシドン。最近は子どもが少なくなり、トシドンが現れなくなった集落もあるということで、地元の人たちはいつまでもトシドンがやってくるよう願っています。
撮影は甑島のMBCふるさと特派員、藏野量夫さんでした。